志縁塾の3種類の研修
志縁塾では、参加者の段階に併せて3種類の研修を行っています。実践的な力を付けるための「セミナー型研修」、スキルUPのための「ワークショップ型研修」、そして、モチベーションUPのための「プロジェクト型研修(TM)」です。それでは、それぞれの研修の説明をさせていただきます。
まずは、「セミナー型」の研修からいきましょう。これは、研修と呼んでいますが、いわゆる講演です。講師が90分前後、話をします。受け取る準備の出来ている「可燃型」の人たちにとっては、気づきや発見の多い研修です。一般的には、「よかったね」で終わるのですが、背中を押してもらいたいと思っている人には効果があります。最初にも触れましたが、今は「答えの無い時代」です。ですから、講演の中で講師が話した体験談を、そのまま真似たところで、同様の結果が得られるわけではありません。モチベーションも、スキルもある人は、すでに何をやればいいのかわかっています。講師の熱に触れることで、一歩を踏み出す「勇気」が手に入ります。セミナー型の研修では、答えではなくヒントが受け取れます。そして、勇気を手に入れることが出来ます。
次は、「ワークショップ型」です。これは、スキルを身に付けるための研修です。講演とは違い、講師が一方的に話をするのではなく、体験型の研修です。頭でわかるだけでなく、体でわかります。
また、スキルを体得するときには、成功体験を味わうことがとても重要になります。新しく手に入れた道具(スキル)をつかって、小さな成功体験を作ることで定着し、スキルが身に付きやすくなります。その為にも、参加型である必要があります。最近の人気は、コーチング研修やCS研修などです。昔からあるビジネスマナー研修もこのワークショップ型の研修に入ります。
最後に、「プロジェクト型研修(TM)」です。実は、私たちが一番力を入れて行っている研修です。というのは、モチベーションUPと簡単に言っても、これは結構手間がかかります。その分、想い入れもあります。
ですので、解説も少し長くなります。 モチベーションを上げるためには、『「やりたい」といったら、やれる環境』と『「やりたい」といったら「やろう!」と言ってくれる仲間』が大切だと考えています。人は誰でも、最初は上手く行きません。それでも、繰り返していると上達して行きます。よく、失敗は成功の母なんていわれます。しかし、社会に出ると失敗できる機会や場所が極端に減って行くのが現実です。ですから、トライ&エラーなんていわれても、やる人にとって見れば苦痛なだけです。
だって、エラーしたらいけないのに、トライしないといけなくて、でも上司は失敗してもいいよという。完全に頭の中がパニックです。本当は、エラーしたらいけないと思い込んでいるだけなのですが。志縁塾ではまず最初に「失敗をしてもいい環境づくり」からはじめます。リーダーズカレッジなどで採用している手法は、新喜劇です。えっ、お笑いの学校ですか?とよく笑われるのですが、真剣です。なぜ新喜劇なのかというと、新喜劇で失敗しても別に何も問題が無いからです。
誰かに、責任を追及されることも無ければ、生活に困ることも無い。
ですから、参加者はのびのびとトライすることが出来ます。そして、次に大切なのが「一緒にやってくれる仲間」です。やっぱり、人間は一人では何も出来ません。お互い助け合わないと生きていけません。しかし、その仲間が見つからないと、やろうと思った事をやめてしまいます。そして、ついには、「やろう」と思うことさえ止めてしまうのです。
なので、一緒に出来る仲間作りを大切にしているのです。一人だったら大変なことも、二人なら楽に出来ます。三人ならもっと楽しく出来ます。もともと、それが目的で「組織」という枠組みは出来たと思っています。しかし、あるときから一緒に何かをやる・・ということを忘れてしまい、問題を起こさないことに焦点を当てるようになってしまったのではないでしょうか?
プロジェクト型研修の目的は、二つです。
- 失敗をしてもいい環境づくり
- 成長し合える仲間づくり
この取り組みを通じて、参加者自らが自分で何をやるのかを考えて、形にしていきます。そして、それが形になったとき、これら2つのモチベーションの条件(プロセス)が参加者の手に入るわけです。実は、この研修は商標登録もしています。それぐらいに大事にしている研修なんです。
最後に、簡単にまとめると、セミナー型研修は「講演」、ワークショップ型研修は「体験型研修」、そして、プロジェクト型は「参加者主導の研修」だといえます。この3つの研修で、志縁塾は「動く」人づくりを行っています。