1.セレンディピティ
思わぬ偶然から別の価値あるものを
発見する力を意味し、「幸運な偶然をつかむ能力」ともいわれる。
→ 「掘り出し上手」と訳している方もいます。
「幸福な偶然」(セレンディピティ)をつかまえる(光文社)
日野原 重明 氏(著)
2.バイキング
今では当たり前となった「バイキング」という、ひとつの食事スタイル。
実は、帝国ホテルのレストランにルーツがありました。
1057(昭和32)年、当時の支配人 犬丸徹三氏はコペンハーゲンを訪れ、
そこでスカンジナビアの伝統料理"スモーガスボード"に出会いました。
もともと友人知人が食べ物を持ち寄って、賞味したことから始まり、
魚介類や肉料理、燻製、酢漬けなどを豊富に用意し、好みの料理を
自由に食べるものでした。
魚介類をはじめ、日本人にもマッチする味覚、豪華なボリューム、
好みのものを自由に食べるスタイルのユニークさ。
「これはいける」と確信した犬丸氏は、ちょうどパリのホテルリッツで
研修中だった村上信夫氏(後に第11代料理長)にこの研究を指示しました。
そして、翌年の8月1日、帝国ホテルに日本初のスモーガスボート専門
レストランが誕生したそうです。 ネーミングは、帝国ホテルさんの社内
公募の結果、当時公開中の映画にちなみ「インペリアルバイキング」と
名づけられ、レストランは、連日満員の大人気となったと記されています。
こうして「インペリアルバイキング」の"お好み・食べ放題"というスタイルが
世の中に広まり、"バイキング"形式と呼ばれるようになったそうです。
2008年には、誕生から50年たったことを記念し、8月1日を
「バイキングの日」として制定されたそうです。(^^)
※
教訓(気づき)
動いてみる。 行動の延長線上に・・ある「セレンディピティ」。